様々な資格がこの世の中にはありますが、昔も今も資格の代表格と言えるのが医療事務ではないでしょうか。
病院などで働く場合は絶対に不可欠な資格となりますので、病院勤務を目指している方は是非取得をおすすめいたします。
これから高齢化社会に向かい、病院の需要はますます高くなります。
地域密着型ですので、勤務地に困ることはあまりありませんし、病院がこの世の中からなくなるということは絶対にありえません。
そういった点でも医療事務は不可欠な資格となりますので、是非取得を目指して欲しいと思います。
しかし、具体的に医療事務の資格はどのように取れば良いのでしょうか。
医療事務とはレセプト(診療報酬明細書)業務をはじめ、医療関係者のサポートや全患者のカルテの管理など、医療機関の事務員として働いていく為に必要な知識を有している事を証明できる資格となります。
医療事務には、歯科や調剤などの幾つかの種類がありますので、取り敢えずは以下を押さえておいてください。
・メディカルクラーク(医療事務技能審査試験)
・医療事務管理士技能認定試験
・診療報酬請求事務能力認定試験
・医療事務認定実務者、以上の四つとなります。
これらの資格は病院だけで活用するのではなく、検診センターなどの医療関連機関や損害保険会社、健康保険組合など、想像よりも広い分野の職場で活用することが出来ます。
まずはメディアクラークの資格試験ですが、これは医療機関での受付業務やレセプト業務のスキルを問う試験となります。
きちんと勉強をすれば三ヶ月から半年程度で身に付くと言われています。
医療事務管理士技能認定試験の合格率は約50%で、試験に必要な期間はほぼ半年となります。
二人に一人は不合格になるということになります。
そして、診療報酬請求事務能力認定試験ですが、これは上記医療事務の中でも特に難しいとされていて、合格率もグンと下がり、30%前後となります。
診療報酬請求事務だけでなく、受付、会計、オペレーター業務など全般を行うスキルを問われることになります。
そして、医療事務認定実務者となりますが、この資格に関しては合格率が高く、70%前後を推移しています。
こちらの資格は受付の態度やマナーなど接客に関しての資格となりますので、レセプト業務とはまた違ってきます。
勉強期間も他の医療事務資格に比べれば短く、4ヶ月程度で習得可能となります。
医療事務の取得を目指している人は、案外、在宅で勉強している人も多いんですよ。
書店などに行くと取得したい医療事務のテキスト本が売られていますので、それで勉強している人も多いです。
しかしできるだけ確実に合格を目指したいのであれば、やはり、専門機関などに通って勉強する方がより合格には近づける可能性が高くなるでしょう。
かといって資格の勉強は本人の努力次第ですので、専門機関に通っているからといって、予習復習を忘れていると合格することは難しくなります。
いかがでしょうか。
医療事務は資格を持っていると医療機関の転職や就職をする時に、非常に有効な資格だと言えます。
どの資格を取ったら良いのか迷っている方は是非、検討してみると良いのではないでしょうか。